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村長あいさつ
村長コラム(広報あち掲載)
情報提供

阿智村定例議会(平成26年12月10日)村長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年12月10日更新

(はじめに)

 12月定例議会に際しまして一言ごあいさつ申し上げます。
雪も先週から降り始め、師走の大変寒く忙しい時期となりました。庁舎では8日より1階、2階部分の改修工事が始まり3月末まで、村民の皆様には大変ご不便とご迷惑をおかけ致します。この期間中はコミュニティーセンターで事務を行い、入口や駐車場も公民館側がメインとなりますので、どうぞご理解ご協力をよろしくお願い致します。
 又、山本慈昭氏の半生を描いた映画「望郷の鐘」試写会が11月24日に行われ、中央公民館で1100名の方に参加頂きました。12月6日からは全国ロードショーが始まっており、非常に好調な出だしだと聞いております。俳優の内藤剛志さんが山本さん役を務め、戦争や、満蒙開拓の悲劇を二度と繰り返してはならないとの思いが映画を通じて全国に広がり、満蒙開拓平和記念館や阿智村全体への集客に、宣伝に多いに期待する所であります。

 さて、国政においては、衆議院選挙が14日に行われこの議会開催中にも国民の審判が下されます。安倍内閣の「元気で豊かな地方の創生」「アベノミクスと呼ばれる経済再生を断行するか」など争点はいくつかあり、各政党論議が及んでいます。私共が住んでいる阿智村や各市町村がしっかり主張し、地方の声に耳を傾けて頂き「地方が元気になることが日本の元気になる」という信念に基づいた政策が行われることに期待いたすところであります。
 7月24日には南木曽の土石流災害、9月27日には木曽御嶽山噴火、そして記憶に新しい11月23日には長野北部地震と、長野県は大変災害の多い年でもありました。各地にお見舞い申し上げると共に、一日も早い復旧と、私達の防災体制もしっかり引き締めていかなければと感じた次第であります。

 リニア中央新幹線は国土交通大臣が10月17日に建設工事を正式に許可しました。 13年後の2027年に品川、名古屋間が40分。約5兆円のプロジェクトとなります。JR東海では11月12日から各地で説明会を開催し、村民の方から色々な意見を頂きました。住民の安全確保が第一ですので、村としてもしっかり要望を伝え、斜坑のできる清内路からの残土運搬には代替道路を含め皆さんの安心できる方法に、全力を尽くしたいと思っています。同時にリニア時代をどう地域振興に活かして生きていくか、住民の皆さんと一緒になって考えて参りたいと思います。今後皆さんの声に耳を傾けリニア対策委員会、議会と協議を重ねる中で方向性を見出していきたいと考えています。

(村の状況)

 さて、その他にも阿智村ではこの3か月の間に様々な出来事がありました。
 いくつか箇条書きにしてみます。

  • 各地で祭り、文化祭、敬老会盛大に開催
  • 各地で保育園、小学校、村民運動会開催(駒場、上中関、中関、伍和中止)
  • 村づくり委員会報告会開催
  • スタービレッジ企画「宇宙飛行士毛利衛氏講演会」「ダイハツコペン発表会」
  • 村政懇談会各区で開催、来年度の要望など
  • 阿智村村民コンペ(ゴルフ、マレット)盛大に開催
  • 関東村人会開催
  • 阿智祭、商工祭開催
  • 村政功労表彰式
  • 熊谷元一写真コンクール表彰式
  • 東山道神坂峠古道シンポジウム
  • 第46回阿智村駅伝大会
  • 第12回食の文化祭開催
  • 阿智第一小学校4年生県庁で阿智村新聞発表
  • 阿智村ふるさと応援隊制度開始
  • 阿智中学校3年生との懇談会
  • 産業振興公社、駒場保育園跡地に移転 

 代表的なものとして、9月25日には全部で56団体ある村づくり委員会の横の連携を目的に「村づくり委員会報告会」を開催しました。当日5つの団体から発表してもらい、活動報告の中で村に対する提言や地域づくりの熱い考えを聞かせて頂きました。この様子はケーブルテレビでも放映され、その後に特に若い世代からも新しく立ち上げの話があり、非常によい発表会となりました。定期的に開催をして多くの皆さんの交流の場となればよいかと思っています。
 最近では各委員会が主体となって、シンポジウムなど開催し防災の森づくりや、在宅介護のこと、恋人の聖地のことなど村に提言頂いています。
 又、秋を迎え「日本一の星空」の誘客事業は、さらにパワーアップし、9月27日には宇宙飛行士の毛利衛さんをお呼びし、村の子供達や温泉客のみなさんにナイトツアーと併せて地球の素晴らしさを講演して頂きました。毛利さんは話の中で、「阿智村は星に代表されるように、こんなに素晴らしい自然がある。
 その事を思って自分達のふるさとを大切にして欲しい」と力を込めていって頂きました。まさに、村が私が以前から提唱している「地域を知って愛する事で子供達の教育、定住につながる」最大のいい言葉を伝えて下さいました。
 ダイハツと提携したイベントではオープンカーのコペンが村じゅうを走り回り、全国からオーナーが集まり独特の雰囲気にもなったようです。治部坂では、冬にかけてアカデミックな星見の会も計画され、さらに村内外の皆さんに「星のきれいな村」のPRができたように思います。星がきれいという事は空気や水がきれい、そこで作る農産物も美味しい、人の心もきれい。というように観光面のみでなく様々な面で星の村としてさらに定着できればよいと考えます。

 11月8日には、村政功労者表彰式を行い、永年お勤め頂いた方とご寄付頂いた方に表彰させて頂きました。特に、前村長の岡庭一雄氏におかれましては4期16年の長きにわたり村政を担い、職員から通算すると52年間の行政経験をされました。村民主体の村づくり、昼神温泉がここまでになったのもひとえに岡庭さんの御労苦の賜物と感謝するものであります。又、東京在住の永倉隆幸氏から1,000万円のご寄付を頂きました。今までにも中学校の楽器や保育園の遊具などに頂き、総額1億円近くになります。大変ありがたい限りです。
 当日は第17回の熊谷元一写真コンクールの表彰式もあり、今年も全国から220人643点の応募がありました。入選作品と、コンクールとは別に伍和公民館でも写真教室を行っていますので、それらをあわせて地域おこし協力隊がカレンダーを作成しました。阿智村の風景を知るにはいいきっかけですので是非多くの方にご注文頂けたら幸いです。 
 11月30日には伝統の阿智村駅伝大会が開催されました。今年も大変盛り上がり、オリンピックランナーの園原健弘さんは「こんなに主催者側のスムーズな運営と応援される皆さんが盛り上がる大会はなかなかない」と言って下さいました。これも伝統とスポーツ推進員、公民館を中心とする村民の皆さん全ての御協力の賜物と深く感謝致します。

 産業面では、産業振興公社がこの12月からJAさんから駒場保育園跡地に移転しました。新しい体制で、農業振興にご尽力頂いています。商工会の皆さんも、全国展開へのきっかけ作りとして積極的な見本市出展や経営セミナーを頻繁に行って個店のレベルアップに努めて頂いています。
 東京での阿智村ふるさと会にも出席し、約50名の方が昔の懐かしい話に花が咲きました。ふるさとを応援したい方はたくさんいるとお聞きします。村の情報を定期的にお知らせする「阿智村ふるさと応援隊制度」をネットで開始しましたので、是非ふるさとを離れたご親戚の方にもお伝え頂き、定住や観光、ふるさと納税等にもつながればありがたいと存じます。

 全体的な村の景気は、卸小売業全般では商工会が発行したプレミアム商品券の効果で普段より高価な商品が売れたなど、飲食店と併せて呼び水となって売り上げが伸びたと報告がありました。製造業では9~11月の売り上げは前年よりやや受注が落ち、特に車関係が少し苦戦しているようであります。しかし食品、機械部品製造業者の皆さんは、新商品、医療関係など新しい分野への挑戦も始めつつあり、多いに期待が持てます。旅館業では御嶽山の噴火の風評被害や台風などで前年比約5%の減との報告でした。しかし星によるナイトツアーで9月は前年比82%増といかに売り上げに貢献しているかが伺えました。建設業も災害復旧工事がまだ残っており、リフォーム補助金もこの3か月で6件と好調のようであります。

(議会案件について)

 本定例会においてご審議頂く案件について申し上げます。
 案件は、人事案件1件、事件案件2件、契約案件3件、条例案件2件、予算案件6件であります。
 人事案件は、固定資産評価審査委員の内1名が任期満了になりますので、再任致すことについて同意を求めるものであります。
 事件案件のうち、財産の取得については、春日中関上の旧KOA跡地を取得するもので「議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」の規定により議決をお願いするものです。村道の認定については、浪合の生活道路2路線の村道認定について議決をお願いするものです。
 契約案件は、学校給食共同調理場の建設工事について、建築主体、電気設備、機械設備、各工事について追加がありますので変更請負契約について議決をお願いするものです。
 条例案件のうち、阿智村税条例の一部を改正する条例の制定については、地方税法等が一部改正されたことに伴う、関連条文の改正です。阿智村国民健康保険条例の一部改正については、出産育児一時金の金額を改正するものです。
 平成26年度阿智村一般会計補正予算第6号は、既定の歳入歳出予算総額に、それぞれ280,183千円を追加して歳入歳出予算総額をそれぞれ5,611,863千円とするものです。

歳出の主なものは、

・番号制度の導入に関連し、個人情報保護評価の準備業務委託750千円
・太陽光発電システム設置補助10件分追加2,000千円
・定住住宅新造改築等支援金追加10,900千円
・老人福祉施設入所措置費追加1,956千円
・後期高齢者医療特別会計への繰り出し金追加 1,022千円

・臨時保育士の賃金の追加 

4,908千円
・浪合授産所の運搬用公用車購入費追加1,500千円
・個別予防接種の委託料追加2,000千円
・西部衛生の火葬場の改修費としての、永倉さんからの寄附金を充て、負担金の追加6,000千円
・新規就農者の支援金1名分追加600千円
・ほ場整備補助金の追加1,800千円
・公団分収造林の事業費が確定しましたので、委託料及び工事請負費の減△8,117千円
・阿智村観光協会補助金追加5,000千円
・湯ったりーな昼神プール運営補助金追加10,000千円
・会地浄化センター横河川敷の払い下げを受けるための測量委託追加2,680千円
・清内路地区で県が行っている急傾斜地対策事業負担金追加1,230千円
・村道等維持のための重機借上料追加6,500千円
・村道維持補修工事追加4,000千円
・除雪機の購入に、永倉さんからの寄附金4,000千円を充て8,000千円追加
・清内路地区のオフトーク終了による減△1,500千円
・中学生の海外研修補助金の減△1,600千円
・合併特例債の繰上償還追加219,314千円

 この他に国の人事院勧告に伴う給与改定による人件費の追加等をお願いするものです。
 財源の主なものは地方交付税279,775千円、一般寄附金10,000千円、合併特例債63,000千円です。特別会計補正予算5件は、それぞれ必要な追加等を行うものであります。以上がご審議いただく案件であります。上程の都度詳しく説明致しますのでよろしくご審議を頂きますようお願い致します。         

(おわりに)

 11月19日に全国町村大会があり、初めて参加させて頂きました。 
 全国928人の町村長が一同に集まり、会長の川上村藤原村長の宣言文の中で、地方創生の重要性が謳われました。東日本大震災の早期復興、地方分権改革の強力な推進、道州制は導入しない、田園回帰の環境充実など決議されました。少子高齢化が叫ばれ、消滅する自治体論議も起こっています。この阿智村をいかに幸せで住みよい村にしていくか。自然と歴史と文化をいかに守っていくか。多くの分野で、子供からお年寄りまで、それぞれの住民が知恵を出し合える雰囲気作り、そして皆さんと一緒に素晴らしい阿智村を築いていきたいと思っています。
 平成26年もあとわずかです。反省をもとに27年は普段なかなか参加することのできない村民の皆さんの意見もしっかりお聞きし、時にはわかりやすい村の動きを説明する場も必要かと思っています。そして今までもお伝えするように、子供から大人までが、村の事をしっかり知る、観光案内ができるあたたかい村にしたいと考えています。交付税がだんだん少なくなっていく中で、事業や体制の見直しをしながら、それぞれの分野で新しい事にチャレンジしていきたいと思っています。
 以上本会議に上程いたします議案等について申し上げました。みなさんと共に住みたい地域、夢のある地域に向かって一緒になっていい村作りにまい進していきますようご尽力をお願いしてあいさつとさせて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。