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村長あいさつ
村長コラム(広報あち掲載)
情報提供

阿智村定例議会(平成26年3月11日)村長あいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月11日更新

(はじめに)

 今回の大雪で春はまだ遠いと思っていましたが、ひなまつり街道事業も始まり卒業入学のシーズン、そして新たな旅立ちの季節となりました。
 初登庁してからちょうど1か月がたち、その間に村政懇談会で村民の皆様から貴重なご意見を頂きました。そして2月14、15日には記録的な大雪の被害、木戸脇と上清内路の火災もあり、住民の皆様の安全の再確認と同時に、皆様には大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。特に雪の被害では清内路、智里西地区での雪崩による通行止め、浪合地区での長時間にわたる停電、農業用ビニールハウスも約120棟以上が倒壊、除雪作業もなかなか困難で、村に大きな被害をもたらしました。しかし皆様の協力的な作業による除雪、多くの関係機関や職員の対応により人的被害がなかったことは不幸中の幸いでございました。農業用ビニールハウスの撤去に5割の補助が国の方針として出され、村としてもできるかぎりの援助を行い農業者の皆様の意欲が失われないよう対応していくつもりであります。
 しかし、多くの村民の皆さんが協力して助け合うといった自治の姿は、私たちが忘れかけていた精神を思いおこすものであり、さらに強固に村民の絆を深めて、素晴らしい村づくりに励んで参りたいと思います。
 又、私が公約で掲げた村づくり、「村民主体の村づくり」「観光立村の村」「子供たちに夢のある村」「安心安全の村」はぶれることなく、少しづつ平成26年度の事業計画に盛り込んで参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(平成26年度事業計画予算について) 

 本議会でご審議いただく案件は、報告案件2件、事件案件8件、条例案件7件、予算案件7件であります。
 報告案件のうち、専決処分事項の報告については、専決処分しました一般会計補正予算第6号について承認を求めるものであります。損害賠償の額を定めることについては、道路管理にかかるもので賠償額が確定しましたので報告するものであります。
事件案件のうち、飯田市との間において締結した定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結については、飯田下伊那診療情報連携システムへの支援に関するものであります。
 心身障害児就学指導委員会の事務委託に関する規約を廃止する規約の制定については、飯田市に委託していた事務を、平成26年4月より、西部地区で委員会を組織して取り組みますので、廃止の議決をいただくものであります。
 阿智村辺地対策総合整備計画の変更は、本谷園原辺地の計画を変更するものであります。
 工事請負契約の締結の議決をお願いするものは5件で、共同調理場の改築工事では、建築主体、電気設備、機械設備についてそれぞれお願いし、公共施設土木災害復旧工事関係で2件の請負契約についてお願いするものであります。
 条例案件のうち、阿智村議会の議員の議員報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例は議会提案条例であります。
 社会教育委員設置条例の一部を改正する条例の制定は、地方分権一括法による条例委任により、社会教育委員の資格を定めるものであります。
 阿智村防災会議条例の一部を改正する条例の制定については、法律の改正に伴い、所掌事務及び委員の構成を変更するものであります。
 阿智村災害対策本部条例の一部を改正する条例の制定については、法律の改正に伴い字句の変更を行うものであります。
 阿智村非常勤消防団員に係る退職報奨金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定は、法律の改正に伴い、消防団員の退職報奨金の額を変更するものであります。
 阿智村情報化事業サービス網設置条例の全部改正については、規則で定めていた加入金、基本料金等を、条例で定めるものであります。

 予算案件は、平成26年度阿智村一般会計及び各特別会計予算の議決をいただくものであります。
 平成26年度阿智村一般会計予算は、歳入歳出予算総額50億7百万円となり、昨年度当初予算52億4千万円と比較し、2億3千3百万円の減であります。
 歳入については、村税で前年度より647万9千円増の7億964万8千円を、地方交付税は前年度と同額の25億3,300万円、を、村債は、自治会館建設、産業振興公社事務所建設、大規模防護柵事業、道路改良事業等に2億6,980万円、臨時財政対策債は、前年度より4,100万円減の9,100万円、合計で前年度より4億550万円の減となりました。
 基金繰り入れは、庁舎改修事業等に公共施設整備基金から1億3,400万円、土地開発基金から8,191万円など前年度より1億3,060万円の増となり、繰り入れ総額は、2億3,989万円となります。
 歳出については、議会協議会でもご検討いただきました「事業等計画書」を参考にしていただきたいと思います。ここでは今年度新たに予算化したものと拡充した主なものを中心に申しあげます。
 総務費では、庁舎改修工事に1億3,478万4千円、公用車の購入に1,080万円、駒場区自治会館建設事業に1億円、自然エネルギー製品開発補助に50万円、防犯灯のLED化事業等に230万円、清内路再熱モデル地区支援事業に325万円、健康の森公園整備に790万円、CATV設備更新に939万6千円、定住促進費では地域おこし協力隊事業に1,228万5千円、未婚者結婚支援対策に150万円、戸籍住民台帳費では番号制度に関する住民基本台帳システムの更新に440万円、選挙費では農業委員選挙と県知事選挙の費用をそれぞれ計上しました。
 民生費では、福祉医療費に3,775万1千円、福祉移動サービスモデル事業として185万4千円、障害者給付費等で1億7,038万円、消費税率の改訂に関連し臨時福祉給付金事業として2,200万3千円、子育て世帯臨時特例給付金事業1,117万円、浪合授産所公用車購入に150万2千円
 衛生費では、歯科検診事業に32万4千円、総合型スポーツクラブ活動支援に360万円、トリプルAサポート事業に86万円、清掃総務費で一般廃棄物最終処分場調査に250万円
 労働費では、村内の学卒者を雇用した村内事業所へ一人25万円の奨励金交付に200万円
 農林水産業費で、農業に産業振興公社事務所の建築に4,100万円、大規模防護柵設置事業推進補助金に2,000万円、後継者育成事業補助に100万円、農地費では中山間地域総合農地防災事業負担金4,200万円、中山間地総合整備事業負担金2,250万円、林業費では竹林等整備に235万円、作業路開設補助として150万円、森林病害虫防除に745万3千円、有害鳥獣捕獲補助金に1,114万円、大規模防護柵整備事業に6,240万円。
 商工費では、旧KOA跡地の工業団地用地としての購入に8,191万円、住宅リフォーム促進事業補助金に500万円、恵那山登山者駐車場公衆トイレ設置に1,000万円、もみじ平シャワー棟建設に2,000万円、湯ったりーな昼神の改修に930万円、産業振興公社の補助に2,580万3千円、阿智村観光協会に観光関係補助金を一本化し6,625万円、阿智開発公社補助金2,240万4千円、山本慈照さんを題材にした映画制作補助に300万円、リニア開通を見据えた昼神の振興研究に50万円、治部坂別荘内道路改良に2,000万円
 土木費では、全村地形図作成事業に4,752万円、道路ストック総点検に1,654万3千円、橋梁点検に230万円、村道3-39中の橋架け替え事業に7,600万円、3-22号駒場木戸脇地区の道路改良事業に1,500万円、4-168東栗矢地区道路改良事業に4,000万円、村営住宅では、解体工事に460万2千円、屋根、外壁塗装の塗装に515万1千円。
 消防費では、積載車2台購入に900万円、避難所への防災備蓄倉庫の設置に200万円、防災手引きの印刷に50万円。
 教育費では、神坂学習塾の支援に325万円、校務用パソコンの更新に860万円、第一小学校プール改修に2,968万8千円、第三小学校プール塗装に101万円、清内路小学校放送施設改修に118万8千円、通年合宿センター 運営補助1,100万円、遊楽館屋根塗装に712万8千円、中学校のスクールバスの更新に750万円、智里東公民館畳替えに101万5千円、図書室システムの更新に1,857万9千円、智里西グラウンド排水工事に324万円、運動公園わいワイのベンチ改修に216万円、智里西市体育館暗幕取付に101万6千円、第一小学校夜間照明改修工事に2,160万円であります。このほか各種事業や補助事業については、事務事業評価等を参考に事業の継続、充実の予算を計上いたしました。
 経常経費は、職員人件費では昨年度より51万5千円増の5億4,572万2千円であります。(特別会計を含む職員数は2名減の94名、6億1,939万8千円、843万2千円の減となっています。)経常経費は、36億9,160万1千円で約74%となります。公債費は、昨年度より9,819万1千円減の6億7,113万9千円であります。
 普通建設事業費は、昨年度より6億8,625万1千円の増の11億6,822万6千円であります。
 次に特別会計は、阿智村国民健康保険特別会計は、事業勘定で歳入歳出総額6億7,182万9千円、直営診療所勘定で8,989万6千円
阿智村水道事業特別会計は、歳入歳出総額1億9,229万4千円、
阿智村下水道事業特別会計は、歳入歳出予算増額2億6,900万円、
阿智村介護保険特別会計予算は、歳入歳出予算増額7億6,240万6千円、
阿智村農業集落排水事業特別会計は、歳入歳出総額8,052万5千円、
阿智村後期高齢者医療特別会計は、歳入歳出予算総額6,635万4千円であります。

 この他、人事案件、平成25年度各会計の補正予算等について追加日程でご審議いただくことになります。

 第5次総合計画にありますように、全村博物館構想が村づくりの基本となり、教育文化の向上として、村民や子供たちが豊かに阿智村を愛してくれるように支援をさらに充実します。
 新規としては第一小学校のプールや夜間照明の改修工事を行います。福祉保健関係では新しく歯科検診事業、福祉移動サービスモデル事業、産業観光では星でブレイクした昨年と同様スタービレッジ事業の充実、新規ではリニアの効果を有効に検討していくリフレひるがみプロジェクト事業などを行います。農業面では産業振興公社の事務所移転により拠点ができ、さらなる農業振興の発展、また工業団地用地の購入を計画しています。
 道路の関係も伍和東栗矢の村道工事、ストック点検、防犯灯のLED化を浪合地区で行う予定です。定住関係、生活環境も若者定住促進には力を入れ、駒場地区自治会館の建設も予定しています。
 詳細の事業につきましては上程の都度、詳しくご説明致しますのでよろしくご審議賜りますようよろしくお願いいたします。

(阿智村の今の姿)

 2月より阿智村の村長となり、この1か月の間にも様々な事を体験し、勉強させて頂きました。各地区を廻った村政懇談会ではそれぞれの地域の実情から、大変貴重なご意見を頂くことができました。
 大雪以外の最近の阿智村の話題としては、地域交通協議会にて信南交通のバス亭の名称が「学校前」から親しみのある「こまんば」に変えさせて頂き、わかりやすく時刻表と交通体系図も貼らせて頂くことになっています。又4月より満蒙開拓平和記念館に巡回バスがまわることになりました。山本慈昭さんの映画「望郷の鐘」も夏から撮影開始で晩秋には公開となる予定です。
 リニア中央新幹線の工事もいよいよ秋頃から始まります。残土運搬等の不安もありますが住民の安心安全を最優先に、リニア、三遠南信を活用した地域開発の研究、残土の有効活用を皆さんと一緒に検討して参ります。又、学校給食共同調理場が阿智中学校体育館横に着工します。しばらくの間、村民の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。

(村内の経済状況について)

 平成25年度12月~2月までの村の景況についてですが、どの業種も4月からの消費税駆け込み需要の影響で大変好調で3月まで続く見解で、忙しく仕事がまわっている状況でございます。
 製造業については受注増により残業と休日出勤で対応しているが、4月以降の反動の落ち込みが心配であるとのことです。しかし前提とした派遣社員の調整や管理費の削減など対応しているといった報告がされています。
 卸小売業については、2月の大雪に見舞われたが直後に晩回し、前年より増であったとのことで、これは買い置き、買いだめの習慣ができたのではないかと分析しているようです。飲食店については、ほぼ前年並みの売り上げで、消費税や大雪は影響があまりなかったとのことです。
 旅館・観光業では12月1月は前年比103%と好調でありました。しかし2月の大雪で約5,000人がキャンセル、売上の損失は約6,800万円という大打撃でした。
 建設業は台風18号の復旧工事と大雪の処理で大変多忙なようでございます。建築関係も村の住宅リフォーム補助金や消費税前の駆け込み需要により受注が好調で推移しております。

(おわりに)

 時代は常に動いています。国の財政問題、少子高齢化、地方との格差などこれから取り組むべき問題も多くあります。そんな時、我が阿智村が行政に大きい小さいもない、輝く村として一人ひとりが元気と知恵を出して素晴らしい阿智村をめざしたいと思っています。
 平成26年度の事業計画の中には詳しく載せてありませんが、来年度は各地区で行った村政懇談会とは別に、若い世代のPTAや保護者会、子育て中のお母さん方、婦人会、高齢者クラブなどグループの皆様のところに、村長自らが飛び込んで行き、気楽にご意見を聞く場を設けたいと考えています。
 役場本庁事務所も老朽化していますので改装し、秋頃には村民の皆様が入りやすい親しみのある空間にさらに生まれ変わる予定でございます。阿智村の行政サービスは他市町村にはない制度が充実しています。是非村民の皆様にはこれらをよく理解して頂いて、不明な点は職員が説明に参りますので、有効に村の制度を利用して頂きたいと思います。
 村が村民のために何ができるか。村民が村のために何ができるか。これらをうまく調和して、皆さんと共にいい村を作っていきましょう。