Iターンの方に聞きました! (1)
2009年12月 8日
ご夫婦と小学生のお子さんの家族3人で阿智村にIターンされた,Aさんご一家に話を聞かせていただきました.
どうして移住しようと考えたのですか?
前に住んでいたところは幹線道路沿いのにぎやかなところでした。確かに周りにお店や公共施設も多くて、便利な地域でした。しかし何でも"買えば済む"環境が良いのか?という気持ちがありました。今の大人たちはモノがそろわない時代に育っているので、なければ"つくる"ことを知っています。しかし今の子ども達は"つくる"ことを知らない。知らないままで良いのかな?という思いがありました。なければつくる生活をしたかった。
もともと庭いじりが好きで小さな畑をつくっていたので、広いところで思う存分やりたいという気持ちもありました。この村の環境で生活していくことは子どもにとってもよいことだと考えました。
その中でも阿智村を選んだ理由というのは?
役場の人が話をきちんと聞いてくださったのが阿智村だったので・・・。山や自然が好きだったので、移住にあたり、長野県を考えました。阿智村役場では住宅の案内などの対応をしていただきました。
阿智村に来てみて実際どうですか?
満足!いつも気にしていてくれて、必要な時には助けてくれる気がします。
村の規模がちょうど良いのかなと思います。都会でもいろんな支援やイベントをやっていると思うのですが、なかなか情報が届かない。その点、阿智村は近所の人が誘ってくださるなど、村の行事やイベントの情報等が入ってきますね。
畑がお好きだということですが
60坪ほどの畑で、野菜やハーブ、お花などをつくっています。料理も好きなので自分の育てた野菜を料理するのも楽しみです。
畑の楽しみってどんなところでしょうか?
種まき!まいた種から芽が出てくると、あ〜!という感じです。種もいろんな形がありますよね。散歩をしていて見つけた種も、何の種だろう?と思い、わくわくします。花もそうです。実際育ててなければ、野菜の花を見る機会なんてないですよね。こんな花が咲くんだ!って、楽しいです。
地域の行事などけっこう忙しいと思いますが。
ここで楽しく暮らせているのは、周りのみなさんのおかげという気持ちがあります。地域の行事などはできるだけ参加しています。人と関わるのが苦ではないので自分にはあっていると思います。田舎は都会に比べてずっと忙しい。憧れだけで移り住んでくるとやっていけないかもしれませんね・・・。
人との関わりはホント強いですもんね。
洗濯物を干していない日が続くと、近所の方が「どうしたの?」って本当に声をかけてきますからね(笑)。近所に高齢の一人暮らしの方がいますが、その方がいつもやっていることがやっていない日があるとすごく心配になります。部落のおつきあいとか、そういう関係はわずらわしいといわれる部分なのかもしれませんが、人との関わりの大切さをあらためて感じています。
人口の減少など、地域の課題も多いですが。
ここの暮らしはとても豊かで恵まれていると思います。しかしここに昔から住んでいる方は必ずしもそうとは思っていません。不便だと感じていたり・・・。今でも空き家を紹介してくださった方が「(空き家を紹介したことが)ほんとに良かったのかしら?」とおっしゃることがあります。私たちはほんとうに楽しく暮らさせてもらっていただいています。
例えば高齢者の方は漬け物や、料理など、たくさんの技術をもっています。そういった部分が発揮される場所があると良いですね。家族以外に、周りの人から評価されればその人が元気になる。一人ひとりが元気になれば、きっと地域も元気になると思います。ここに住んでいるみんなが"阿智村に住んでいて良かった"と思えるようになると良いですよね。
聞き手・文責:協働活動推進課 大石真紀子